今日も晴天、朝から気温27度ヤシの木陰に入り朝飯を食べ出発準備をする。
目指すは日本最南端・波照間島。昨日は地震で小浜島に行けなかったが今日は予約してある波照間島に行ってみる。船は8時出港、約1時間50分で波照間島に到着予定。
天気が良すぎるので半袖で行きたいところだが、長袖に着替え出発、暑いのでエアコンのスイッチをONにし吸い込まれるような青空と南国の日差しを浴びながら離島ターミナルに急ぐ。キャンプ場から20分くらいでターミナルに到着するのだが、前に地元の軽トラがゆっくり走っていてなかなかスピードが出せない。どこかで曲がるだろうと期待して後を走っていたが、一向に曲がる気配はなくとうとう離島ターミナルまで一緒に走ってしまった。おかげで普段の倍の40分かかってしまった。ターミナル前の有料駐車場に入れようとしたが、満車の表示があり少し離れた駐車場に停め歩いてターミナルに急いだ。
離島ターミナル内は相変わらず混雑してるが、チケットを受け取り乗船する。比較的揺れの少ない最後尾に乗ろうとしたが既に満席で、逆に揺れの大きい前列しか空席はなかった。ほぼ満席の高速船は定刻8時に出港。
海上は波もなく穏やかで真っ青な海と空・境目がわからないほどの好天に恵まれ1本のまっすぐな航跡を描きながら西表島沖を順調に航行、西表島沖から南下ししばらくすると船は大きく揺れまるで木の葉のように前後左右に揺れだし自然と足に力が入った。
しばらく揺れに任せていると波照間島に接岸ホッとする。港に降り立つとレンタカー会社や民宿の人が看板を持って客引きをしていた。東京では違反なのにね・・・(笑
竹富島とは違い大きい島なので歩くわけにはいかないので、自転車、バイク、レンタカーの3択から選ばなければならない。結局レンタカーを借りることにし軽自動車を選択、交渉を開始。半日3500円、1日5000円(燃料込み)とのことなので1日借りることにして商談成立、レンタカー会社に送ってもらい手続きをして島の観光ガイド地図を借り徘徊開始。
だが、ナビなしの車なので渡された地図を頼りに走るしかないのでスマホナビを頼りに走ることにした。
借りた地図によると島は1周できるが道は海岸線からずいぶん内陸を走っているので海岸に出る場合は細い道を走らなければならない。
まずは、島1周をしてみた感想だが、この島の観光地といっても波照間ブルーの海と内陸に集落があるだけでこれといって観光地はない。
波照間ブルーと真っ白なビーチ(ニシ浜)
日本最南端の碑
日本最南端の碑よりもさらに南の岩場から波照間ブルーな海を覗く
また、集落は島中央付近に集中しており、珊瑚で積み上げられた石垣とシーサーが乗った家々が建ち並び、集落内は竹富島の観光地化されたそれとは違い、素朴だがこの雰囲気もいいと思った。また、島民側からすれば、多くの観光客が来て観光地化されるのもどうかと思っているのかもしれないので、最果ての南の島は観光地化されずにこのままの姿で後世に残して欲しいと思う。
観光地化されていない集落中心部を歩く
少し人家から外れると亜熱帯ジャングルが広がる
リュウキュウアサギマダラも飛んでいた
地図に載っていたおすすめの場所数カ所を見て周り昼飯時期になったので何処か食べられる場所はないかと探すと、食堂はあるがほとんど休みだった。仕方なくレンタカー会社の係員が教えてくれた船着場の待合所に行ってみると、一角に食堂があったがメニューは八重山そばのみだった。背に腹は変えられず、注文するとこれが意外と旨く病みつきになりそうな味で、今まで食べた八重山そばはなんだったんだろうと思うくらいだ。(笑
病みつきになりそうな八重山そば
店員に聞いてみたら平日はほとんどの食堂は休みで開けているのはここだけとのことだった。
腹も満たされたので一休みしてから再度島を1周してレンタカーを返し港に送ってもらった。
この島観光は、波照間ブルーと真っ白なビーチが観光のメインであるが、それ以上にこの島に来る価値は、なんと云っても日本最南端に来たと云う満足感だろう。