爺さんのブログ

74歳ですが気持ちは20歳(笑 よろしくお願いします。

南国・車中泊の旅 #3

昨日は奄美大島最南端・瀬戸内町古仁屋港からフェリーで25分秘境・加計呂麻島にやって来た。

約25分の船旅で加計呂麻島に着く

小さなフェリーだったが揺れる事なく加計呂麻島瀬相港に着く。未知の地なので早速、島1周しようと思ったが東シナ海側は道がなく行った道を戻るしかなさそうだ。

とりあえず、港から左折して南下、諸純湾を目指し奄美本島側の入り組んだ海岸沿いの県道を走ると諸純長浜公園に着いた。

諸純長浜公園、昨夜車中泊した場所。奥の建物はトイレとシャワー棟(水シャワー無料)

車中泊場所前の諸純ビーチ

この場所はフーテンの寅さんの撮影場所だったらしくモニュメントもあった。すぐ目の前は砂浜が広がり少し歩くと諸純デイゴ並木やカフェもある。

今朝、緒純公園で朝飯の準備をしていると、白い軽トラックが近づいて来て白髪の老人が買い物袋一杯に何やら果物らしき物をくれたので覗いてみると中からいい匂いがしてきた。

物静かな老人がポツリとグァバだよと教えてくれた。割ってみると真っ赤で黒い沢山の種が入っていて甘くジューシーだった。

朝飯を食べ早速徘徊に出発。来た道を戻る途中にガソリンスタンドらしき看板があったので給油しようと入って行ったが事務所らしき場所の引き戸は開いているが声をかけても誰も出て来ないので降りて事務所に行ってみたら寝ていたのか老人が起き上がり出て来た。

給油をしたいのだがと告げると首を縦に振るだけで無愛想だった。

カードは勿論使えないので現金で払うと電卓で計算して釣りをくれた。勿論レシートなどはない。

やはり、秘島の加計呂麻島だった。(笑

車の燃料を満タンにしフェリー乗り場を通り越し少し走って左折、峠を越えると眼下に東シナ海が見えて来た。

細い峠道を少し下ると左側に喜入の滝が見えた。

見落としてしまうような場所にある喜入の滝

喜入の滝から海岸沿いまで降りると小さな集落があり独特の形をした古民家集落の狭い路地を抜け海岸に出て行き止まりまで行くと堤防が海に突き出し傍には小舟が朽ち果て放置されていた廃漁港があった。

少し離れた空き地に車を停め釣竿を持って砂浜に降り竿を振ってみると頃合いのいいクロダイが次々とハリ掛してくれた。

小さな古民家集落内には猫の額ほどの畑がありパパイアや島バナナが実っていた

加計呂麻ブルーの東シナ海

ルアーに飛びついてくれたクロダイ達

こんな金魚みたいな魚も釣れたので捌いて持ち帰る事にした

帰りがけに海に突き出した堤防に登りルアーからエギ(イカ用疑似餌)に変え投げてみると黒い影がそこかしこから寄って来た。

イカ釣り初めてのど素人でもこれだけ寄って来てくれれば釣れないことはなかった。(笑

釣り上げたばかりはこんなグロテスクな色をしているが数分経つと透明に変身した

かくして、知らない場所での釣は大漁だったがイカ1匹とクロダイ1匹そして金魚みたいな魚1匹を持ち帰る事にして堤防を歩いていると、子供連れの女性が、釣れましたか・・と声をかけて来たので持ち帰るはずの獲物を差し上げてしまった。

考えてみると、冷蔵庫は食材がいっぱいで、この気温では車内では傷んでしまうので・・かと云って全部食べてしまうこともできなく、誰かのためになればいいかなと思いちょうどいいタイミングだったのかもしれない。

魚に遊んでもらった後、峠道を戻り奄美大島側に出て島最西端の実久ビーチに行ってみる事にして、曲がりくねった道をしばらく走るとビーチ前の駐車場に到着、県道はここで終わりとなった。駐車場側にはトイレ、シャワー施設、流し台があり車中泊にはもってこいの場所だった。

駐車場からは細い道が続いていたので入って行くと実久漁港に着いた。漁港と云っても小さな防波堤があるだけで小舟が数隻陸揚げされている程度だった。

物好きでここでも竿を出してみたが、釣れるのはイカばかりだったので1匹だけ持ち帰り網がないので海岸で拾ってきた太い針金を渦巻状にして焼いてみたらこれが絶品だった。(笑

やはり、日中は暑いので水シャワーを浴び今夜はここで車中泊させてもらう事にした。


www.youtube.com