『これまでのあらまし』
昨年8月2日・この遠征計画がスタートする。石垣島はフェリーが就航していなく、車は貨物船で運ぶしか方法がないので、海運会社をネットで探す。数社あったが1社に絞ってメールで交渉開始。車の仕様や車検証の写しをネットで送り運んでもらえるか確認。本州からは東京、大阪で九州からは博多、鹿児島から貨物船が就航しているらしいので、貨物船埠頭から空港までの交通の便がいい場所を検討した結果、福岡県博多港に決定した。貨物船は車を積んで博多港から石垣港までは4日かかるそうなので、その間は石垣港近くのホテルで車の到着を待たなければならないので、福岡空港から石垣空港まで飛び車の到着を待つ。その後、車を引き取り石垣島北部伊野田オートキャンプ場に移動、このキャンプ場をベースに八重山諸島を徘徊する計画』
今朝は5時に起床しようと思ったが、時計を見ると6時を回っていた。なぜ、慌てているかと云うと今日は7時30分発の船で竹富島に行くことにしたからだ。キャンプ場から離島ターミナルまでは30分くらいかかるので朝飯を作っていたら間に合わないので、一昨日共同売店で買ってきたパンにかぶりつき急いで支度をし出発した。予約はしていないので乗船できるかわからないが竹富島は便数が多いので乗れなければ次の便で行くことにして離島ターミナルに急いだ。
離島ターミナル前の有料駐車場(1日500円)に車を停めターミナルに急ぐ。朝早いせいかまだあまり混雑していなく7時30分発のチケットが買えた。
離島ターミナルには何社かの受付カウンターがあり離島別に受付カウンターが違う。
竹富島行きは人気があると見えて、出港直前になり団体客が押し寄せ満席状態になってしまった。危なくあと数十分遅れれば次の便になってしまうところだった。
高速船は定刻7時30分に石垣港を離れ竹富島に向かう。(往復1700円)
定刻に高速船は竹富島に向け出港。対岸に見えるのは、車が陸上げされた貨物船埠頭と車が到着するまで宿泊していたホテル東横イン(右側の建物)
わずか十数分で竹富島船着場に到着。船着場には小さな船の待合所があるだけで何もなくツアーの迎えの車だけが慌ただしく走り回っていた。島の移動は、レンタル自転車がおすすめと言われているが、あえて歩いて行くことにした。この島には以前1度来たことがあるので、その時レンタル自転車を借りて観光したのだが、中心部の集落に入ると写真撮影したりするのに自転車が邪魔になってしまった経験があるので歩いて観光することにした。
船着場から真っすぐ伸びた道を20分くらい歩くと集落に入る。竹富島名物の珊瑚の石垣で囲まれた赤瓦の古民家と南国の花々が咲く狭い路地を歩いていると三線の音が聞こえ水牛車がやって来た。まるで、おとぎの国に行ったようで、ゆっくりと時間が流れていった。
水牛車に遭遇するには、道に水牛車の輪だちの跡がある路地を見つけ待っていれば見ることができる
また、古民家が建ち並ぶ狭い路地には所々に亜熱帯植物が植えられた南国らしいカフェや古民家食堂がある。
集落の中心部にコンクリートで作られた見張り台みたいなもの(なごみの塔)があったが侵入禁止の鎖があり登ることはできなかったが、すぐそばに民家の屋上に登ることができる展望台(箱の中に100円を入れる)があったので登ってみた。
迷路のような珊瑚の石垣で囲まれた路地を徘徊して星の砂があるカイジ浜やコンドイ浜に足を伸ばす.
コンドイ浜
真っ白なコンドイ浜