爺さんのブログ

74歳ですが気持ちは20歳(笑 よろしくお願いします。

北海道・車中泊遠征 9日目(下北半島)

道の駅・よこはまで朝を迎え外に出てみると数台の車が停まっているだけで静かな1日の始まりだった。

いつものように朝飯の準備をしながら今日の行動計画を立てる。さてどうするか・・?

下北半島は数回訪れているので1周してもしょうがないので、主立った観光地がどれだけ変わったか訪れてみる事にした。

道の駅では人がいなくても外で朝飯の準備をする訳にはいかないので、炊飯だけ蒸気が出るので外で行いその他の作業は狭い車内で行う。

いつも炊飯はガス釜で1合半炊き半分は「のり玉」をまぶしラップに包んで握り飯として夕飯に食べ残り半分を朝飯として食べる。また、昼飯だけは外食とし地元の名物を食べるようにしている。

そんなことで、朝飯を食べ陸奥湾に朝靄が立ち込める中、直線道路を北上、日曜日なのにここまで北上して来ると車の台数もだいぶ減り運転がだいぶ楽になってきた。

しばらく走ると、むつ市街地に入り脇野沢方面に向かい海岸線を走る。やがて脇野沢に到着、数十年前にバイクを対岸の蟹田まで漁船で運んでもらった漁港に行ってみたが、やはりだいぶ様相が変わっていた。板でできた番屋小屋みたいな建物は無く、鉄骨製の立派な市場となっていた。

脇野沢から道路は狭くなりやがて道の駅・わきのさわに到着、駐車場から階段を登ると売店がある小さな道の駅だ。

道の駅を出て北進すると、道は狭くカーブの多い峠となりやがて、仏ヶ浦の看板が見えたので大きな駐車場に車を停め林道を歩き木製の階段を降り海岸に降り立つ。

海岸に出ると、小さな神社がありさらに降りると巨大で真っ白な岩が林立しているのが目に飛び込んで来る。これぞ仏ヶ浦の絶景だった。観光船も立ち寄るらしくコンクリートで小さな船溜りも作ってありその防波堤から白い巨大な仏ヶ浦の全景が見渡せる。

仏ヶ浦の奇岩

林道を降りた場所に小さな神社が見える

展望台からの仏ヶ浦全景

仏が宿る奇岩を見た後は少し戻り、途中から左折して山の中に入り新緑が眩しい舗装された林道を走ると、ポツリと1軒家の道の駅・かわうち湖に着く。こんな山の中なのに道の駅があるがお客さんは来るのか気に掛かる。

道の駅の駐車場でUターンしてそのまま林道に戻り県道に合流する。少し走ると湯野川温泉があるが川向こうにある温泉施設は廃業していたので近くにあるふれあい温泉・川内に行ってみたがこちらは定休日だった。相変わらず細い林道を陸奥湾まで走りむつ市街地を通り抜け県道4号線に入り恐山を目指すが霊が乗り移ると大変なので三途の川は渡らず薬研渓谷に向かった。

薬研渓谷はキャンプ場や温泉施設があったりした場所であったが到着してみると数件あったホテルや旅館は、ほとんど廃業して一部は廃墟化していた。

さらに走り奥薬研のカッパの湯に行ってみたがこちらは健在で、施設は改修され脱衣場まで作られていた。

奥薬研かっぱの湯

以前訪れた時は河原に石が並べられた素朴な野湯だったが、改修されこのようなものになってしまった。(無料・7時〜 水曜休み)

なんか僕に用・・ (北限の日本猿)

温泉に入った後、来た道を戻り途中から津軽海峡側に出る。せっかくここまで来たのだからと思い尻屋崎まで行ってみたが白亜の灯台と小さな売店があり放牧地に馬が数匹居ただけで閑散としていた。

尻屋崎

白亜の灯台を見て、来た道を戻り国道275号線を大間フェリーターミナルに向け北上する。

右手奥に見える津軽海峡のはるか彼方にぼんやりと北の大地が見え隠れすると下風呂温泉に到着する。

駐車場がないので国道を挟んで向かい側の大きな下風呂漁港の中にある公園に車を停め温泉街を徘徊した。以前来た時は素朴な日帰り温泉施設・第一、第二の浴場があったが現在は海峡の湯ができ閉鎖されてしまった。

下風呂温泉郷、道路右側に下風呂漁港がある(海峡の湯・日帰り450円 7時〜定休・毎週第2・第4火曜)

そんな下風呂温泉街をぶらぶらした後車に戻り今夜のP泊場所に丁度いい場所を見つけたので今夜はこの場所で車中泊させてもらう事にした。

車中泊場所は決まった事だし、少し竿を出してみることとし漁港先端の堤防に登りルアーを投げててみたら一投目から釣れ出し、たて続けに数匹釣れた。

釣りも釣れすぎると面白味がなくなりより大きい物と欲が出てついつい本気になってしまうのは自分だけだろうか・・・(笑

まだ小ぶりなワカシ(ブリの幼魚)が面白いように釣れた

こんな外道まで釣れる

釣ってはリリースしそのうち飽きてしまい車に戻る。釣り道具を片付けていると驚いた事に白黒のツートンカラーの車が来て他県ナンバーなので身分証明書を見せて欲しいと言われた。

すかさず、温泉地にも他県ナンバーは沢山停まっているがそちらにも身分証明書を見せてもらったのかと反論したが、天下の「お上」なので免許証を提示した。

ハプニングはあったが片付けも終わり一休みとなった。

左の愛用している古いCanon M2のシャッターが切れなくなってしまった。仕方なく予備機のSONY ZV1をこれから使わなくてはならなくなってしまった。

今日はハプニングやカメラが壊れるアクシデントがあったが、いよいよ明日は大間港から北の大地に渡る事にしている。