爺さんのブログ

74歳ですが気持ちは20歳(笑 よろしくお願いします。

北海道・車中泊遠征 6日目(龍飛崎)

昨夕から急に寒くなりFFヒーターを弱に作動させシュラフに潜り込む。夜中車の揺れで目が覚めカーテン越しから外を見ると強風が吹き荒れた海の飛沫が車まで飛んで来てフロントガラスを濡らせていた。

時計を見るとまだ2時半なので、再びシュラフに潜り込む。その後は仮死状態となり目が覚めたのは5時半だった。

目の前は国道だが車の通りはなく道の駅も車はない。外は寒いが朝飯の準備をして今日の徘徊予定を立てる。

 

炊飯している間にコーヒーと味噌汁を作る

この道の駅はすぐ後ろに流し台があるので炊事や洗い物が素早く出来車中泊には最適の場所となっているが、あまり知られてないらしく皆、売店の前で車中泊しているようだ。

海景色を見ながら朝飯を食べ7時に道の駅・ふかうらを出る。荒れ狂う日本海を左手に見ながら鯵ヶ沢市街地を抜けいよいよ津軽半島の付け根にやって来た。ここから北上して行くわけだが、五所川原市まで行かずに手前を左折し県道を北上することにした。

防風林の中の真っ直ぐな道は対向車もほとんどなく、知らず知らずにスピードが出てしまう。

民家もない防風林の中をしばらく走ると防風林はなくなり湖が見えて来た。湖畔をしばらく走ると民家が点在してやがて十三湖に到着した。

道端に駐車場があったので車を停め一休み、道の反対側には大きな立て看板があり、名物十三湖のシジミと書いてあるが辺りをウロつくもレストランらしき建物は数件あるが閉鎖しているらしく人のいる気配はない。

車に戻り海と湖が重なり合う地点を通過して五所川原市方面から北上してくる国道339号線と合流する。

あとは1本道で龍飛崎まで行けるはずだ。国道といってもほとんど対向車に会うことなく順調に走り道の駅・こどまりに着く。

小高い丘からの道の駅・こどまり。向かい側にはオートキャンプ場、右側国道前は海となっている(自分の車・中央と売店の店員の車だけ)

小休止して波飛沫がかかるような海沿いギリギリを走り峠道に差し掛かる。

途中こんな滝もあった

いよいよここから18キロの峠道となる

峠道をしばらく登ると左側に大きな石碑があったので車を停め歩いて近付いてみるとこの峠の開通記念碑だった。

碑の前から踏み跡があるので行ってみると海の遥か彼方にぼんやりと小島だろうか微かに見える。スマホで検索すると北海道・松前小島らしい。

踏み跡は遥か下まで続き海岸まで続いているようだが定かで無かったが、まだ時間も早かったので釣をしようと思い準備をして踏み跡を辿りながら海岸まで行った。

日本海から吹き付ける風は冷たく手が凍えてしまいそうだが欲が勝りルアーを投げてみた。

高い波が打ち寄せ釣りずらいので少し重めのシンカー(オモリ)に変え打ち寄せる波に負けないように沈ませシャクリ続けるとティップ(竿の中央より上の部分)が大きくしなり、左右に首振りしているのが竿を通して手に伝わってくる。これはアイナメだと直感し慎重にたぐり寄せた。

大型のアイナメが釣れた(52センチ)

その後大小数匹を釣り上げリリースして釣り場を離れ車に戻った。

アイナメがこの辺りにもまだ生息していることが確認できただけでも竿を出した甲斐があった。

再び国道に戻り、急勾配の峠道をしばらく登ると大きな駐車場があり展望台となっていたが風が強くトイレに寄っただけですぐに出発、やがて国道が下りになり大きな風車が数基見え龍飛崎温泉・ホテル龍飛前を通過すると左側に大きな駐車場があったので車を停め津軽海峡冬景色の音楽が流れてくる方に歩いて行くとトイレ裏からおばちゃんの声がしたので振り向くと、客引きをしているらしく軽自動車で乾物を売っていた。狭い国道を歩き息を切らせて長い階段を登ると白亜の龍飛崎灯台が見えて来た。すぐ目の前は津軽海峡で遠くにうっすらとこれから行く北の大地が見えている。

龍飛灯台から階段を降りるとすぐに左側に降りる階段国道があり階段を降りて津軽半島先端まで行ってみたが、寂しそうな漁村風景を歩くと突き当たりに公園がありその先は津軽海峡となっていた。

津軽半島最北端の公園・この崖の上に龍飛灯台がある

全国でも珍しい階段国道・降り口

階段国道登り口

今夜は客引きのおばちゃんが居たこの上の駐車場でP泊させてもらう事にした。

さて、明日は津軽半島を南下して山の中に潜り込む